慢性疲労症候群の外来診療| よくある質問

慢性疲労症候群の専門医クリニックハイジーアへのよくある質問

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クリニックハイジーアでの治療に健康保険は使えますか?

当院での診療は全て自費診療となります。その理由は、栄養療法は治療法自体が日本では保険の適応として認められていないためです。漢方薬は、生薬を使った煎じ薬を用いるためです。一般的にはエキス剤(アルミパックに入った顆粒または粉末状の漢方薬)であれば健康保険を使って処方する病医院が多いのですが、生薬を使う場合、ひとりひとりの患者様に合わせて千を超える処方(生薬の組み合わせ)に対応するためには大量のストックを持つ必要があり、調剤にも手間がかかります。つまりコストと労力がかかりすぎるため、現在の保険診療のシステムでは対応しにくいのが現状です。

毎日きちんと食事をしていても栄養素は足りないのですか?

残念ながら、足りないと言わざるを得ません。理由には以下のものがあげられます。

農作物自体の栄養価の低下(農地の劣化、ハウス栽培、農薬の使用など)
加工食品の増加(高温・高圧処理などの加工により栄養成分は減少する)
精製した食品の摂取(精製する過程において多くの微量栄養素は破壊される。例えば米・麦などの穀物や、油・塩・砂糖などの調味料など)
保存技術の進歩(保存している間にも栄養成分は減少する)
ジャンク・フードの氾濫(ファースト・フードやスナック菓子は、カロリーだけあって体に必要な栄養素はほとんど入っていない、「エンプティ・カロリー」の代表選手)
食品添加物・農薬・公害などによる生体に有害な化学物質の摂取(解毒のために微量栄養素が消費される)
ストレスにあふれた生活(微量栄養素の消費・胃酸分泌低下などによる消化吸収能力の低下)

どのようなサプリメントを使うのですか?

アメリカの栄養療法の基準を満たした、一般には流通していない治療用のサプリメントを使用します。医薬品と同じGMP基準を満たした工場で厳重管理の下に生産された、高品質・高濃度のサプリメントです。個人差・性差・病態を考慮し、吸収力の低下した方でも効果が出るように工夫されています。

治療期間はどのくらいかかりますか?

治療効果が表れるのに必要な期間は個人差がありますが、一般的に3ヶ月~6ヶ月は治療が必要となります。

いつも飲んでいる薬とサプリメントを併用しても大丈夫ですか?

治療期間中は原則として他社のサプリメントは中止していただきます。お薬は併用なさって大丈夫です。

妊娠中・授乳中の栄養療法はどんな効果がありますか?

母体の栄養欠乏は、赤ちゃんの様々なトラブル(アトピー・アレルギー・夜泣きなど)の原因であるだけでなく、子どもの将来の生活習慣病のリスクファクターであると言われています(Barker仮説)。 また、妊娠初期の葉酸の摂取は母体の葉酸欠乏による胎児の先天奇形(二分脊椎など)を予防するとされており、厚労省はサプリメントでの葉酸の摂取を勧めています。妊娠前から女性の栄養状態を改善しておくことが、健やかな赤ちゃんを産むためのポイントと言えます。また、妊娠中の栄養療法は、母体の貧血や妊娠中毒症、早産などのトラブルを予防する効果が期待できます。

子どもに栄養療法はできますか?

成長期のお子様は成人より(体重あたりの)栄養素の必要量が多く、栄養素が不足しがちなため、栄養療法の良い適応です。落ち着きのなさ、学習能力の低下など、子どもに起こりやすい問題は、栄養のアンバランスが原因のひとつであることが指摘されています。

漢方薬だけの治療を受けたいのですが?

当院での治療は栄養療法がベースになっています。Q2で述べた理由により、現代人は栄養素の欠乏が起こりやすい環境にあり、どんな病態でも程度の差こそあれ栄養素のアンバランスが関与していると考えられるからです。例えば更年期障害は女性ホルモンの低下が主な原因ですが、栄養欠乏の程度が強い人ほど症状が強く現われます。また、がんは栄養素が消耗される最も代表的な病気であるため、栄養療法によりQOL(生活の質)の向上が期待できます(がんが治るかどうかは種々の要因があるため、簡単に治ると言うことはできません)。

以上の理由により、栄養素の欠乏を診断し適切に栄養素を補うことが、病態改善のためには最も根本的に必要なことだと考えているため、当院では基本的には栄養療法を受けることをおすすめしています。もちろん、漢方での治療を優先すべきと判断した場合には、漢方薬による治療を行います。また、諸々の理由で漢方薬のみの治療を希望される方には、漢方薬のみの処方もいたします。

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2008年12月号
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2008年2月号
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2007年11月10日 増刊号
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2007年6月22日号
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